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一念不動

先日、お伺いした古民家にあった檜の天板でできた火鉢です。寒い季節になるといつも炭をいれて玄関先に出しておくそうです。天板には「一念不動」の文字が彫り込まれていました。

 

意味が気になって辞書やネットで調べてみたのですがなかなか該当する言葉が出てこず、古典にある珍しい四字熟語も収録している『四字熟語図書館』というネット上のページに唯一記載がありました。

 

一念不動とは – 四字熟語

何事にも左右されることがない様。
一念とは人が生ずる瞬間的な生命、心のこと。
これは右往左往、やみくもに動いてやまない。
だが、この一念が至ったとき、一念は全ての事物の理を得るとされる。
このとき、一念は本然の心となる。
この本然の心は不動であり、この状態に至ったものを一念不動と云う

 

彫ってある文字を見てもパッと意味が分からず、所有者様とも「うーん」どういう意味だろうと話してたのですがスッキリしました。

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