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蔵出し
2017.04.05
奈良市東部の柳生地区の古民家の蔵出しに立ち会ってきました。家の売却が決まり、残っている荷物の中に何か値打ちのある物がないか骨董商の方に来ていただきました。
100年以上前の古民家の土蔵内から
母屋内まで
骨董商の方曰く、骨董の世界も時代によって求められるものが変わってくるとの事。
例えば、古い長持の中に絹の着物が何点かありましたが、絹の物はあまり引き合いがないそうです。今は再生利用しやすい木綿の物に需要があるそうです。
個人的には骨董品に全く興味無いのですが、古い本は好きで処分前にもらって帰ることもあります。
今回も母屋の押し入れ奥から何点かの古い本が。
谷崎潤一郎の『細雪』上中下巻は昭和初期の出版で、夏目漱石の『吾輩は猫である』上下巻は
よく見ると、明治38年のものです。
状態がかなり悪かったのが残念でしたが。