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金気(カナケ)の多い水
2015.10.30
奈良市月ヶ瀬の古民家へお客様を案内に行った時の事です。敷地前の田んぼの水に油が浮かんで茶褐色になっているのを見て、この近くで廃棄物などが不法投棄されていませんか、と質問されました。
この正体は油の不法投棄によるものではなく、鉄の酸化被膜です。鉄分が多く含まれる水に見られ、水に含まれる鉄バクテリアが作用して酸化被膜を作ったり、茶褐色化させます。油の汚染水との違いは指で触ってみると簡単にわかります。金気水の皮膜はすぐに割れてしまい、油の汚染水は膜状のままになっています。
今日のお客様も実際に指で触って油膜が割れるのを見て納得しておられました。