古民家鑑定書

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物件調査

先日、売却相談の古民家があり奈良市東部に物件調査に行ってきました。現地に着き正面から見た状態は悪くなかったのですが、建物裏側を確認してみると。

 

 

所有者様に聞くと空家になってから10年以上は経っているとの事で、建物裏側の土蔵や離れが崩れて母屋にもたれかかっている状態でした。そのせいで母屋の屋根が破損して北側全体が雨漏りしており、修復不可能な状態でした。

所有者様は若い時から都会で生活しておられ、田舎の家を相続し、処分に迷っている間に時間が経ってしまったとの事で、管理出来ていなかったようです。

 

母屋内に雨水が入る前に相談があれば、内部に残っていた煤竹の天井を生かした古民家として再生することが出来たので残念です。

 

 

やはり雨漏りの状態で数年放置すると柱や梁などの主要躯体が大きく傷み、古民家として再生することが非常に難しくなります。

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