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煤竹
2015.01.20
興ヶ原町の古民家の天井にある煤竹です。茅葺古民家の天井や屋根裏に使われた竹材で、100年以上の長い年月をかけ、囲炉裏や竈の煙で燻されて茶褐色や飴色に変色したものです。
煙が直接当たっている部分は色濃くなっていますが、縄などが巻かれていたり煙が当たらなかったりした部分は薄くなって、一本一本の色が違います。今では煤竹そのものが希少で価格も一本で数十万円するものもあるそうです。
ちなみに茶道の流派の一つ表千家で使う茶筌はこの煤竹を使っており、たいへん高価な物だそうです。