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奈良一刀彫

私は基本的に自分の良く知っている地域でしか仕事をしません。田舎に残っている古民家などを扱うには地域に精通していることが大切だと考えているからです。

古民家の売買の際には権利関係や法令関係の調査だけでなく、普段から地元の話を聞かせてくれる方がそれぞれの地域に何人もいて、いつも協力してもらっています。

 

今日お伺いした方も地元の話を教えてくれる一人で奈良一刀彫の彫刻家です。

奈良一刀彫は奈良人形とも言われています。桧、桂、楠などを素材として、ノミで豪快に彫り上げた上に、金箔や岩絵具などで極彩色を施しているのが特徴です。能楽、舞楽、鹿、十二支、ひな人形などを題材とした魅力ある作品が作られています。

 

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アトリエには作成途中の作品が所狭しと置いてありました。

 

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ちなみに今日お伺いした方は、なら工藝館前にある平和の調べの原作者で、ブロンズ像の原型が何気なく飾ってありました。

 

彫刻「平和の調べ」の写真

 

下の右端の少女像と

 

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シカの像です。

 

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