南山城村の野殿は隣接する童仙房と同じく標高約500メートルほどの高原地帯です。明治期になって開拓された童仙房と違い歴史は古く、江戸時代の柳生藩家老職を務めていた野殿氏が代々居住されています。
この辺りも獣害の被害が多く、鹿除けの柵が道路から田んぼ全体を囲っています。
以前、私の母が野殿の知人からブルーベリーを分けてもらっていてよく来ました。数年前にその農家の方がお亡くなりになったので、最近は来る機会も減りました。下から上ってくる道は狭くて険しいのですが、上ってしまえば平坦地も多く、のどかな雰囲気が広がる良いところです。