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つし
2018.11.20
前回ご紹介した再生工事中の大和棟の古民家の萱葺屋根を内側から見た様子です。萱葺古民家の天井裏には今でいう物置のような大きな空間『つし』が広がっています。今回の工事ではこの『つし』と呼ばれる空間を隠れ家的な書斎として使えるようにしています。
以前は稲わらや昔の農具がそのまま置いてありましたが、全部出してから掃除し
大和棟裏側の萱葺屋根を支えている木組みの縄も縛り直し、補強材を入れて
採光のため新たに窓を設けて
補強したうえに床板を張っていきます。
以前は立派な梁の上に出入口があり、梯子を掛けていたのを
新たに入口を設け、階段を取りつけ、簡単に出入り出来るようにしました。
現在まで半年以上の工事期間をかけながら丁寧に仕上げていっています。まだ完成までには少し時間が必要ですが、出来上りが今から楽しみです。