古民家鑑定所株式会社

今朝の日経新聞の一面トップに『農地の適正課税滞る』とありました。記事には耕作放棄地も農地課税しているため固定資産税が安く、持ち主が手放さない要因になり、農業の生産性を高める大規模化を阻む一因となっているとあります。また、耕作放棄地を税負担の増える雑種地などに地目を変えれば手放す所有者が増えるのではないかとの指摘です。

 

基本的に田舎の耕作放棄地は税金が安いから手放さないわけではありません。簡単に言うと農地法の規制が厳しいため買い手が付きにくく売りにくいのです。しかも米などの買取値段も年々安くなっており、作っても採算が合わないため地元でも自分の所有地の近隣以外は欲しがりません。確かに市街地の農地ならば道路や商業施設への転用による値上がりを期待して持ち続ける場合があるかもしれませんが、田舎ではありえません。

 

地域や場所によって耕作放棄地にしている理由は違うので、単純に課税価格を上げれば良いという問題ではありません。個人的には課税標準価格を上げる事よりも農地法の規制を緩和し、農地に流動性を持たせることが重要ではないかと思います。