古民家鑑定所株式会社

午前中、空家相談のために相楽郡和束町へ。空家を売却したいというわけではなく、地域にある空家の塀が壊れてきて困っているとのお話しでした。相続人がどこにおられるか地元の方も知らず、連絡がつかないとの事。

 

事務所に戻って登記簿謄本を確認してみると府外の住所が判明したので、手紙を書いて連絡を待ってみることにしました。

 

ただ、昭和の時代に相続されているので、登記簿謄本の住所に現在もお住まいになっておられるかは微妙なところです。田舎では実家など空家にする場合、必ず相続人や親戚は近隣の方に連絡先を伝えていて、家に何かあった場合は連絡がついたのですが、最近は連絡先が分からないケースも増えてきました。役場でも個人情報の関係で納税義務者を教えてくれません。田舎でも今回の様なケースがあるので、人間関係の希薄な都市部になるともっと多いかもしれません。

 

今日はまた偶然にも空家対策特別措置法が全面施行されました。この法律によって特定空家に指定されれば、市町村は建物の撤去や修繕を所有者に向けて指導や勧告、命令出来るようになります。所有者が命令に応じなければ行政代執行による強制的な解体、撤去が可能になるとの事。また、固定資産税の優遇措置も無くなります。

 

私としては古民家を解体するのは本意ではないので、空家になっている古民家の所有者が売却を考えるきっかけになってくれれば良いと考えています。