古民家鑑定所株式会社

奈良市月ヶ瀬梅林の梅がちょうど今満開です。土曜日の今日も沢山の人でにぎわっていました。

 

月ヶ瀬梅林の起源は古くて、1205年(文久2年)に月ヶ瀬尾山にある真福寺境内に天神社を建立する際、菅原道真の好んだ梅を植樹したとの口伝が残っています。この記録の真偽は定かではないそうですが、「桃仙の梅」が樹齢600年と推定されていることから、月ヶ瀬梅林の起源は少なくとも600年前にさかのぼるのではないかと考えられています。

 

江戸時代には梅の実を燻製にした紅花染めに必要な材料である烏梅(うばい)の一大生産地でもありました。深い渓谷にある月ヶ瀬村には耕作地として利用できる土地が乏しかったため、上納米を納める余裕がありませんでした。そのため耕作利用できない斜面に梅を沢山植え、換金作物である烏梅を生産して販売金を銀納したそうです。

 

大正11年には奈良公園、兼六園とともに日本で最初に名勝指定され、今でもシーズンになると多くの観光客でにぎわっています。