古民家鑑定所株式会社

ご縁あったお客様の古民家での改装工事が先日より始まっています。今日は進捗状況を見に現地へ行ってきました。

足場と養生で建物をスッポリ取り囲み、ちょうど屋根の瓦を下ろす作業が始まっていました。

 

28.7.5

 

見ていると、瓦に加えて土の量もかなり出そうです。

 

古民家の瓦屋根は土葺き工法といって野地板の上に土を敷き、その上に瓦を載せています。

 

それは主に瓦に関する理由があり、今と違って手作りで瓦を焼いていた時代は品質が一定せず、完成品でも大きさが違ったり、捻じれが出ているものが多くありました。形が整っていないので屋根に並べると収まりが悪くなりがちで、それを防ぐために瓦の下に土を敷き瓦がガタつかないように組み合わせていました。

 

また、形の悪い瓦から多少雨水が漏れても、土が吸収して晴れた時に乾燥させてくれるので願ったり叶ったりでした。しかも土による断熱効果が高く、屋根から伝わる暑さ寒さを和らげてくれる利点もありました。

 

今では瓦の品質が良くなり、屋根の軽量化と作業効率の面から土を敷く事は無くなりましたが、古民家では当たり前の工法です。